はじめてのふるさと納税に挑戦!サラリーマン田中さんの物語
30代前半、年収400万円のサラリーマン田中さん。
毎朝満員電車に揺られて会社へ通い、平日は仕事に追われる日々。休日は近所のスーパーでまとめ買いをしたり、楽天で日用品や趣味のガジェットを買ったりするのがちょっとした楽しみです。
そんな田中さんが、同僚とのランチ中にふと耳にしたのが「ふるさと納税は絶対やった方がいい!」という話。
「お米やビールが届く上に、税金も安くなるんだって」と同僚が力説していました。
興味は湧いたものの、田中さんの頭の中には「なんだか難しそう」「確定申告とかややこしいんじゃないか?」という不安が。
結局その年は見送ってしまいました。
でも、ボーナスの少なさにため息をついたある夜、楽天市場でポイント還元セールを見ているうちに「やっぱりふるさと納税、やってみようかな」と心が動き始めたのです。
✅ ふるさと納税のわかりやすい仕組みのイメージ
ふるさと納税は、翌年の 住民税・所得税から控除される上限額 が決まっています。
この上限は、
- 年収
- 配偶者や子どもの有無(扶養家族の数)
- 社会保険料の額
などを基に計算されます。
例:年収400万円のサラリーマン(独身・扶養なし)の場合
シンプルに試算すると――
- 年収400万円の給与所得者だと、給与所得控除などを差し引いて課税所得はおよそ 約250万円前後 になります。
- その課税所得に対して住民税(10%)と所得税(5%〜20%)がかかります。
- ふるさと納税の控除は「住民税所得割額の2割程度」が目安となるため、
→ 約45,000円前後が上限 になります。
つまり、45,000円を寄附すれば、自己負担2,000円を除いた 43,000円が翌年の税金から控除 される、という仕組みです。
- 田中さんが 2025年の12月にふるさと納税で45,000円寄附
- 翌年(2026年)の住民税が、43,000円分少なくなる(自己負担は2,000円だけ)
つまり、今年寄附すると「来年払うはずの税金」が減るという仕組みです。
✅ まとめ
- 「寄附額に応じた金額(−2,000円)」が直接引かれる
- だから寄附額が大きい人ほど控除額も増える(ただし上限あり)
- その結果、最終的な自己負担は必ず 2,000円 だけになるように設計されているんです
💡 つまり「住民税の合計額」から寄附分がまるっと差し引かれるイメージですね。
💡 自己負担の2000円は納税金額ではなくて、固定金額!
✅ ふるさと納税のお金の流れ(タイムライン式)
田中さん(年収400万円)が、2025年に 45,000円分のふるさと納税 をしたとします。
普通に税金を払った場合
- 2026年に支払う住民税:30万円
- お礼の品:なし
ふるさと納税をした場合
- 2026年の住民税:30万円 → 25万7,000円に減額
- 差額43,000円は「ふるさと納税で払った分」として反映される
- 実質的な自己負担は 2,000円だけ
ここがポイント!
- お金の流れはほぼ同じ
(30万円払う予定 → ふるさと納税に45,000円寄附 → 翌年の税金が43,000円減る) - でもふるさと納税なら
- 新米10kg
- 国産牛1kg
- ビール24本
などの返礼品が届く
- 楽天経由ならさらに 数千円分のポイント還元 まで付く

「つまり、普通に税金で消えていくお金を、ふるさと納税に回すだけで “特産品+ポイント” がついてくるってことか!」

「そう、例えるなら “どうせ払う税金を、カタログギフト付きで前払いしてる” ようなものだね。」
ステップ1:自分はいくらまで寄附できるのか調べよう
ふるさと納税は「いくらでも寄附していい」というものではありません。
年収や家族構成によって、税金が安くなる上限額 が決まっています。
田中さん(年収400万円・独身)の場合、楽天の「控除額シミュレーター」で調べてみると、
👉 上限はおよそ 45,000円。
つまり、45,000円以内で寄附すれば「自己負担2,000円」で済みます。
逆に上限を超えてしまうと、その分はただの寄附になってしまうので注意です。
💡 ポイント:
- シミュレーターは年収や扶養家族の人数を入力するだけ。1分で結果が出ます。
- 会社員の田中さんは、源泉徴収票に書いてある「年収」を入力すればOK。
- まずは自分の「安全な寄附上限」を知ってから、返礼品を選び始めましょう。
ステップ2:楽天で返礼品を探してみよう
自分の上限額がわかったら、次は実際に 「何をもらうか」 を決めます。
楽天市場の「ふるさと納税」ページを開くと、全国の自治体からお礼の品が並んでいて、普通のネットショッピングと同じ感覚で選べます。
💡 初心者におすすめなのは、普段の生活で必ず使うもの。
たとえば田中さんはこんな組み合わせにしました:
- 新米10kg(12,000円)
- 国産牛すき焼き肉1kg(15,000円)
- エビスビール24本セット(12,000円)
- トイレットペーパー1年分(6,000円)
合計 45,000円。ちょうどシミュレーションで出た上限額ぴったりです。
👉 ポイントは「欲しいもの」より「絶対に使うもの」を選ぶこと。
そうすればムダがなく、日常生活の出費を減らすのに役立ちます。
追記ポイント:
- 初心者は「日用品」や「お米・肉」のような実用的なものを選ぶと失敗しにくい。
- 高級フルーツや海産物も魅力的だけど、まずは「必ず消費するもの」がおすすめ。
ステップ3:楽天スーパーセールを狙って寄附(追記あり)
楽天の大きな魅力は「ポイント還元」です。
特に「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」の時期に寄附すると、普段よりも多くのポイントがつきます。
田中さんは、楽天スーパーセールの時に45,000円分を寄附しました。
その結果、6,000ポイント以上 が還元されてニッコリ。
返礼品に加えてポイントまでもらえるのは、楽天ならではのメリットです。

返礼品だけじゃなくてポイントも付くなんてお得だな!

「ただし注意点もあるよ。一部はポイント対象外になる場合もあるし、倍率や上限はキャンペーンによって変動するんだ。」
💡 注意点
ただし、すべての寄附でポイントが必ず付くとは限りません。
- 一部のキャンペーン対象外になる場合もある
- 付与される倍率や上限は時期によって変わる
👉 寄附前に「この寄附はポイント付与対象か?」を確認することが大事です。
💡 今日寄附したら、お金と控除はいつ?
- 支払い(お金が出るタイミング)
→ クレジットカード決済なので、今日すぐに決済完了。実際の引き落としはカード会社の翌月請求。👉 この時点では持ち出し - ポイント還元(楽天ポイント)
→ 通常ポイントは翌月15日ごろに付与。
→ 期間限定ポイントはキャンペーン内容により翌々月付与の場合あり。 - 税金控除(ふるさと納税の本来の効果)
→ 今年(2025年)に寄附した分は、翌年(2026年6月以降)の住民税から反映される。👉 住民税は 25万7,000円に減額
→ ワンストップ特例を使えば確定申告不要。
👉 つまり「今日寄附すると → お金は来月のカード請求 → ポイントは翌月〜翌々月に還元 → 税金控除は翌年の住民税から適用」という流れになります。
ステップ4:ワンストップ特例制度でかんたん手続き
ふるさと納税をすると、数週間後に寄附した自治体から封筒が届きます。
中には次のものが入っています。
✅ ワンストップ特例申請書
✅ 返信用封筒(切手不要が多い)
✅ 書き方の説明

「封筒が届いたけど、何をすればいいんだろう…?」

「大丈夫!次の3ステップで完了するよ。」
✅ ワンストップ特例制度かんたん3ステップ
- 申請書に名前・住所・生年月日を記入
- マイナンバーカード(両面コピー)を同封
※カードがない場合は「通知カード+運転免許証のコピー」でもOK - 封筒に入れてポストへ

「本当にこれだけでいいの?」

「うん。あとは翌年の住民税から自動で控除されるよ。ただし、締め切りは 翌年1月10日必着!ここだけ忘れないようにね。」
💡 ポイント
- 5自治体以内なら確定申告は不要
- 6自治体以上に寄附した場合は確定申告が必要
👉 寄附先の自治体数が5自治体以内 であれば、確定申告不要。
👉 同じ自治体に何回寄附しても「1自治体」とカウント されます。
👉6自治体以上に寄附した場合は、「1自治体だけ申告すればいい」という仕組みではなく、 寄附したすべての自治体の情報を確定申告書にまとめて記入 する必要があります。
✅ 控除上限を超えた場合
ふるさと納税のメリットは「上限額まで」しか受けられません。
6万円寄附したけど上限が4万5千円の場合 →
- 控除対象 = 45,000円 − 2,000円 = 43,000円
- 自己負担 = (寄附総額60,000円 − 控除43,000円) = 17,000円
つまり、上限を超えた 15,000円分 は自己負担として戻ってこない形になります。
✅ 注意点
- 上限額を超えて寄附しても、寄附自体は有効(返礼品も届きます)。
- ただし税金控除は「上限まで」なので、超過分は普通の寄附として扱われます。
- もし住宅ローン控除や医療費控除を使っている場合、上限額はさらに下がるので注意が必要です。
ステップ5:翌年の住民税が軽くなる
ふるさと納税をしたら、控除は 翌年の住民税 に反映され、寄附をした翌年の6月、住民税決定通知書が届きます。
📅 具体的な流れ
- 2025年12月15日
田中さんが楽天で45,000円を寄附(クレジットカード決済) - 2026年6月10日ごろ
市役所から「住民税決定通知書」が届く
本来なら年間 30万円 の住民税が、25万7,000円 に減額されていることを確認
👉 この時点で、「寄附した分がちゃんと税金から引かれている!」と実感できます。
💡 最終的な負担は?
- 寄附した金額:45,000円
- 翌年の税金控除:43,000円
- 差し引き → 実質負担は2,000円だけ
しかも返礼品(米・肉・ビールなど)が届いて、楽天ならポイントももらえました。

「本当に住民税が安くなってる!住民税が30万円から25万7,000円に!これで実質2,000円で返礼品まで手に入ったのか!」

「そう。寄附45,000円 − 自己負担2,000円 = 43,000円が控除されるからだよ。実質負担は2,000円だけなんだ。だからふるさと納税は“損をしないお得な制度”。毎年やらない手はないんだよ。」
✅ ポイント
- 控除は「翌年6月からの住民税」で反映される
- 住民税は12か月に分けて給料から引かれるので、毎月の負担が少しずつ軽くなる
(例:本来、毎月25,000円引かれるところが、21,400円程度に減る)
🎯 まとめ
ふるさと納税は「どうせ払う税金を、カタログギフト付きで前払いする」制度。
実質2,000円で全国の特産品が届き、楽天ならポイント還元も狙えます。
👉 初心者はまず「シミュレーターで上限額を確認 → 生活に役立つ返礼品を選ぶ」から始めましょう!